吉川元春
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史実紹介

毛利元就の次男。毛利両川の一人として、弟の小早川隆景と共に毛利家発展の基礎を築き上げた名将。同母弟に毛利隆元、小早川隆景がいる。 生涯で76回の合戦に臨み、64回の勝利を収め、一度も敗れたことのない名将であると伝えられており、毛利元就をして『我は戦では元春に及ばぬ』といわしめた。 元春という名は毛利氏の先祖で、安芸に土着した毛利氏の勢力拡大に腐心した毛利元春と同名である。このことからも父・元就が元春に掛けた期待のほどが窺える。