村上武吉
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史実紹介

戦国時代から江戸時代初期の武将。能島村上水軍の当主。村上義忠の子。子に元吉、景親。1555年、毛利元就と陶晴賢の厳島の戦いの際には「1日だけの味方」の言葉に引かれて毛利方に加担して、以降毛利氏との関係を深めると言われるが、実際に能島水軍が毛利方に加勢したかどうかについては見解が分かれ、確証が得られていない。海賊として粗野なイメージが強いが、大山祗神社にて一族の結束を固める為に連歌会を多く催しており、武吉個人も非常に多くの連歌を残し、武だけではなく教養にも秀でていた事が垣間見られる。ルイス・フロイスは、彼を「日本最大の海賊」と評している。