そんな時代、軍人家系に生まれた主人公『乃木庄一』は、身に覚えの無い《クーデター未遂事件》で逮捕される。
将来を失い、家族や友人たちからの信頼を失った乃木。
『もう……誰も、自分さえも、信じたりはしない……』
連邦軍の予備役として腐っていた乃木は、民間軍事請負会社“SAGE”(セージ)に活路を求め、870支社に派遣される。
しかし870支社は乃木の想像する『軍隊』とはほど遠い場所だった。 女の子はみんな可愛いけれど、徹底した個人主義の部隊。 しかも彼女たちも『信じる』ということに対して何かを抱えていて……
彼女たちと共に870支社で過ごす賑やかな同棲生活の日々。 兵士として命をかける戦場の日々、そして静かに迫り来る陰謀。 2つの異なる日常を通し、乃木庄一は何を見出すのか――