家康は真っ赤な顔でガバッと大きく合わせを開き、俺にまだまだ育成の未熟な身体をさらけだした。 |
だが、そこまでが精一杯だったようで、再び彼女の動きは止まってしまったのである。 |
[天城颯馬] | 本当に無理しなくて良いぞ、家康殿。家康殿の気持ちは十分、伝わっているから |
[家 康] | 脱ぐつもりなのです、なのですが、これ以上、手が動かず…… |
[天城颯馬] | 身体が拒否しているのに、無理しなくて良いから。これはやっぱり指導麻雀で手ほどきだから、公式の決まりに無理に準ずる事も必要ないよ |
[家 康] | ……衣から手が離れないのなら…… |
俺の言葉を静かに聞いていた家康だったが、納得は全くしていなかったようだ。 |
彼女は意を決したように着物から手を離して、中に着こんでいた下着に手を触れる。 |
[家 康] | こちらから、脱がせていただきます |
南蛮の胸当てには肩紐が必ずあると思っていたが、さらしのように胸に巻く仕組みの物もあるらしく、家康は服を羽織ったまま胸の下着を脱ぎ去った。 |
そしてその勢いのまま、下肢を包んでいた下着すらも一気に身から離してしまう。 |
[天城颯馬] | 思い切ったな、家康殿 |
衣を羽織っているが下着を全て脱ぎ去った家康の身体を検分するように、上から下までジックリと視線を動かした。 |
下着を身に着けていた時にはささやかながら主張していると思った乳房が、なぜか酷く平らに見える。 |
どうやらあの南蛮の胸当ては、付けている時には大きく見せる仕掛けが施してあったようだ。 |
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[家 康] | ……どうしても、衣は私には脱げません……。ですからどうか、もし南場も颯馬さんが勝った時には、脱がしてくださいませ |
[天城颯馬] | 良いのか、そんな事を言って……。俺はその言葉を本気に取って、家康殿を食ってしまうかもしれないぞ |
家康が俺を熱く見つめてくるので、思わずその先まで期待してしまいそうになる。 |
[家 康] | ……私を完膚なきまでに打ち倒す強い颯馬さんに食べられるなら、私は本望でございます。どうか、次の勝負も宜しくお願いいたします |
[天城颯馬] | なら、次も遠慮なく行くぞ! |