スペシャル | 出撃！！乙女たちの戦場～闇を切り裂く、にび色の徹甲弾～　オフィシャルWEBサイト

	みんな元気だったか？８７０支社の、リディア・マレンコフと
	武藤ツカサがお送りする……

	乙女たちの広場第6回です！

パチパチパチ

	あれ、今日は朝陽っちはお休み？
	部屋から声は聞こえるが、呼びかけても返事がない…
	あはは…。まぁ、朝陽っちの事はそっとしといてあげようか
	そうか、コーナーの司会というのはなかなかの激務なんだな
	そういえば、今日はまたなんでリディアが居るんだ？
	今日は、大戦中に活躍した女性パイロットの紹介をしようと思って来たんだ
	女性パイロットなんて、本来なら珍しいんじゃない？
	そうだな、やはり当時も女性の軍人自体が珍しかったようだ。
	少し前に、大戦中に存在した『WASP』と呼ばれる女性パイロット部隊に対して、６０年の歳月を得てやっとその功績が称えられたというニュースがあった。
	へー、やっぱり女性パイロットの部隊なんてあったんだな
	ああ、彼女達が前線に出る事はなかったが基地間の戦闘機の運搬や、修理後の試験飛行、飛行訓練補助など、後方での支援とは言え立派な任務だ
	そうだな、後方でしっかりしてくれる奴が居るから前線は安心して戦えるってことだな！
	ああ！　その通りだ！
	次は、実際に前線で活躍した女性エースパイロットの紹介だ

＜＜大戦中に活躍した女性パイロット＞＞
リディア・リトヴァク　（1921/08 /18～ 1943/08/01）

	彼女、リディア・リトヴァクは激戦と言われたスターリングラードの空を翔ぬけた女性パイロットだ
	当時の戦闘飛行訓練においても、優秀で『教官さえも撃墜してみせた』など、数々の武勇伝を残している。
	へー、教わってる教官も撃墜するなんてすごいな！
	たとえ訓練とは言え、手を抜いてはけないと言うことだろう、自分も西澤との訓練の時は手を抜かず叩き落とす覚悟で臨まなければ…
	いや、さすがにソレは朝陽っちが可哀想だよ
	また、彼女は自らの愛称である"リーリャ"（ユリ）にちなんで、機体に白ユリを描き、それを見たドイツのパイロットが『バラ』と勘違いし、ドイツのパイロット達から『スターリングラードの白薔薇』と呼ばれていたのは有名な話だな

	くー！　燃えるなぁ
	どうした？　別に体温の異常は感じられないが？
	いやぁ、なんか、こう二つ名って憧れるじゃん！　アタシも『SAGEの白き流星』とかカッコイイのが欲しいな！
	そういうモノだろうか？
	そうだって、リディアの二つ名も考えてやるよ！
	いや、自分は遠慮しておく…
	いいから、いいから！　遠慮するなって！　そうだなぁ……、リディアは…
	いや、自分は本当に…
	よし！　リディアは『SAGEの白きメイド』！なんてどうだ！
	いや、二つ名になっていないと言うか…、なんの捻りもないのだな…
	だって、メイド服着てるじゃん、いつも
	いや、もう良い…話を続けるぞ
	前線でも彼女の活躍はめざましく、次々と撃墜数を伸ばしていった。民間にも人気が高かった彼女の活躍は当時のニュースを賑わしたそうだ
	しかし、そんな彼女にも良い話ばかりではなかった、彼女の恋人でもあった同僚の殉職は彼女に大きな衝撃を与えた
	それから3ヶ月後の爆撃機の護衛任務が彼女の最後の出撃となり、８機の敵に囲まれながらもそのうち２機を撃墜して、機銃を使い果たした彼女は、そのまま未帰還となっている。
	しかし、それから36年後に彼女の機体の残骸と傍に埋葬された彼女が見つかり、11年後に彼女はゴルバチョフ大統領により国葬が行われ、彼女にはソ連英雄章が追贈されると共に、12個の金色の星が刻まれた大理石の記念碑が製作されている
	なんというか、すごい人生を送った人だな
	そうだな、同じ女性の戦闘機パイロットとして尊敬に値する人物だ
	そうだな、アタシも同じ戦う女性としてもっとがんばらなきゃって思ったよ
	そうだな、それでは本日はここまでだ
	ああ、それじゃあまたな！

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	私分かっちゃいました…
	世の中やったもん勝ちなんですよ…
	ウフ、うふふふふふふ…